とっぷ・さんて大洋「海ひばり」(鉾田)は真っ黒な湯と太平洋の露天

海で遊んで、直売所を回って、気づけば夕方。体は砂っぽいし、潮風でベタベタ。このまま土浦や東京まで運転して帰るの、正直しんどい…。

答え:鉾田の「たいよう温泉 海ひばり」に寄って帰れ。

出かけた帰りに、何度もハンドルを切った温泉があります。スマホの位置履歴を数えたら、2024年5月から2026年6月までで16日。そのうち11日は17時を過ぎてからの入館でした。ほとんどが、よそへ行った帰りの一風呂です。

「海ひばり」ってどんな温泉?

たいよう温泉 海ひばりのある「とっぷ・さんて大洋」の外観。手前は芝生、屋上に設備が並ぶ

「たいよう温泉 海ひばり」は、鉾田市の施設「とっぷ・さんて大洋」の中にある温泉です。温泉のほかに温水プールやトレーニングルーム、コテージ、陶芸小屋まである市の健康増進施設で、温泉だけの利用もできます。

市民の健康施設でもあるので、プールからお風呂に来る地元のお年寄りもたくさんいます。ちょっと話しかけてみるのもいいかもしれませんね。

中に入ると、お湯がすごいことになっています。

お湯が真っ黒って本当?

黒湯があるのは、露天風呂と内風呂の一つです。露天は黒豆の煮汁みたいな、真っ黒な湯。手を沈めると、その下が見えなくなるくらい濃い色です。

内風呂にも黒湯はありますが、色は露天ほど濃くありません。黒湯を思いっきり楽しみたいなら、露天風呂がおすすめです。

公式の温泉案内によると、泉質はナトリウム-塩化物強塩泉。源泉は23.8℃と低めなので、加温して使っています。公式ではお湯の色を「黒褐色」と紹介していますが、黒い理由までは確認できませんでした。

露天から太平洋は見える?

見えます。太平洋が見える露天風呂が、ここの一番の魅力です。

真っ黒な湯に肩まで浸かって、目の前は海。露天は完全に海に向いています。浜で遊んだあとに、今度はお湯の側から同じ海を眺める。ちょっとした贅沢です。ただし日が短い季節は、17時を過ぎると暗くなってからの入浴になります。明るいうちに海を見たいなら、時間を早めに。

夜には、月も楽しめます。露天は東向きなので、太平洋からのぼる月が見えるんです。満月がのぼると、さーっと海の上に光が走って、ものすごく美しい。月の出と入浴のタイミングが合ったら、ぜひ露天で月を眺めてみてください。

冬は、冷たい鹿島灘の空気を味わいながら、露天でゆっくり温まるのがいいんです。身体の芯まで温まる感じがあって、帰りの車でも足先までずっとあったかい。

露天のほかに、内風呂、薬湯、サウナ、水風呂もあります。

湯上がりの休憩スペースは畳です。横になって休んでいる人も多く、お風呂のあとにひと息つけます。

東京で、湯に浸かって太平洋を眺めようと思ったら、まず遠出の計画からですよね。ここは海遊びの帰り道にある。それが強い。

コテージもある? 初日の出は見られる?

温泉だけでなく、海が見える一棟貸しのコテージもあります。公式のコテージ案内では、小・大どちらも全棟オーシャンビュー。ただし、2026年10月時点ではコテージは休業中で、再開時期は未定です。今は泊まる予定を組まず、再開のお知らせを待ってくださいね。

すぐ前の砂浜は、サーフポイントとしても有名な場所。そして、海から昇る初日の出を見られるスポットでもあります。

とっぷ・さんて大洋の前の浜から見た初日の出(2024年1月1日撮影)

こちらは、2024年の元旦に前の浜で撮った初日の出です。

2026年までは、元旦の朝6時〜12時に特別営業があり、初湯を楽しめました。お風呂に入りながら初日の出を眺められたんです。

ただ、2026年8月から営業規模を縮小しているため、2027年の元旦も入浴できるかは、2026年10月時点では不明です。以前の特別営業時間のつもりで行かず、年末に公式のお知らせや電話で確認してください。

寄るなら帰り道の夕方?

まず料金。公式の温泉案内では、大人(中学生〜64歳)のお風呂利用は、10時〜17時の受付が850円、17時〜20時30分の受付が750円。17時以降は夜間料金として掲載されています。ただし、2026年10月時点の限定営業中も掲載どおりかは確認できていないので、行く前に電話で確認を。別途入湯税150円の記載は旧公式サイトの料金表(更新日不明)にあるため、こちらもあわせて聞いてください。

それから、帰り道だから。鉾田の海沿いは、夕方まで遊べる場所がいくつもあります。たとえば、波の音を聞きながら2km歩ける鹿島灘海浜公園。鉾田の直売所で買い物をした帰りでもいい。遊び終わって、夕方に一風呂浴びて、さっぱりしてから帰る。この順番がいちばん気持ちいいです。

金・土・日だけの営業って本当?

本当です。2026年10月時点で、温泉が開いているのは金・土・日の10時〜21時だけです。受付は20時30分まで。

公式サイトによると、燃料(重油)価格の高騰と供給の不安定さで、2026年7月18日からいったん休業。その後、鉾田市の方針で一部の施設を限定的に再開した、という経緯です。鉾田市観光物産協会の8月の案内にも限定営業の告知があり、2026年8月からは営業規模を縮小しています。燃料が高くなると、温泉もこうなるんですね…。

平日に行っても開いていません。営業日はまた変わるかもしれないので、行く前に公式サイトのお知らせを見るか、電話で確認してください。

入口の直売所と食堂は?

入口には直売所があって、陶器なども売っています。ただ、実は一度も使ったことがありません。

食堂(公式サイトの表記ではレストラン)も、美味しいと評判なのは知っています。でも、行くのはだいたい帰り道の夕方なので、使ったことはありません。

そして2026年10月時点では、レストランは休業中(再開時期未定)と公式サイトに出ています。食事を当てにして行くのはやめておきましょう。

料金・営業時間・アクセス

  • 施設名:とっぷ・さんて大洋「たいよう温泉 海ひばり」
  • 住所:〒311-2113 茨城県鉾田市上幡木1500-2
  • 電話:0291-39-6500
  • 営業日:金・土・日のみ(限定営業中・2026年10月時点)
  • 営業時間:10時〜21時、受付20時30分まで(2026年10月時点)
  • 料金(お風呂利用・1回・公式の温泉案内より。限定営業中も掲載どおりかは未確認):
    • 大人(中学生〜64歳):10〜17時受付 850円/17〜20時30分受付 750円
    • 65歳以上:450円(昼夜とも)
    • こども(3歳〜小学生):350円(昼夜とも)
    • 以下は旧公式サイトの料金表(更新日不明)の情報:別途入湯税150円(こどもは不要)。17時以降の受付で大人1人なら、750円+150円で900円(旧料金表どおりの計算)
    • 旧料金表では、お風呂+温水プールの「全館利用」は大人 昼950円・夜850円
    • 旧料金表では、6枚つづりの回数券あり(大人のお風呂利用 昼3,500円・夜3,000円)
  • レストラン・コテージ:休業中(再開時期未定・2026年10月時点)
  • 駐車場・アクセス・タオル・支払方法:未確認なので、行く前に公式サイトか電話で確認を

入浴料金は公式の温泉案内に載っている金額です。入湯税・全館利用・回数券は旧公式サイトの料金表(更新日不明)の情報。2026年10月時点の限定営業中に、どの料金が適用されるかは電話で聞いてから行くと安心です。通常時の休館日は月曜と年末(12月29日〜31日)ですが、今は金・土・日以外は開いていません。2027年元旦に入浴できるかも、まだ確認できていません。

公式サイト:とっぷ・さんて大洋

海の帰りは、黒い湯で塩を落として帰ろう

鹿島灘の海を歩いて、浜で遊んで、直売所で野菜を買って。夕方に海ひばりに寄って、真っ黒な湯に浸かって、明るければ露天から今日の海をもう一度眺める。さっぱりしてから、夜の道を帰る。

ただし開いているのは金・土・日だけ。週末の海の帰りに、狙って寄ってください。

潮風のベタベタは、黒い湯に置いてくるぞ!!

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